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【大韓民国】据置:A /安定的,AA /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16I0080j

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16- I- 0080 201 7 年 3 月 2 3 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

大韓民国

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 A+ 格付の見通し 安定的 自国通貨建長期発行体格付 AA− 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) 格付は、これまでの経済発展、高い国際競争力を有する輸出産業基盤、良好な政府財政ポジション、金融 システムの安定性などを主に反映している。他方、一部の大手財閥に過度に依存した経済構造、少子高齢 化問題などへの対応が今後の課題となっている。また、北朝鮮問題による地政学リスクの高まりについて も依然注意が必要である。輸出の低迷が足かせとなり、16 年の韓国の経済成長率は2. 7%と前年をわずか に上回る水準に止まった。17 年は、世界経済の回復を背景に輸出が増加に転ずる一方、家計債務問題の 影響から個人消費を中心とする内需の回復は限定的と見られ、経済成長率は前年並みに止まると予測され る。以上を踏まえ、格付を据え置くとともに、見通しを安定的とした。なお、3 月 10 日に憲法裁判所が 朴大統領の弾劾訴追案を承認し、大統領の罷免が決定された。このため 5 月 9 日に大統領選が実施される ことになった。J C Rは、選挙後の新政権の経済・外交政策に注目していく。また、米国のミサイル防衛シ ステム、T HA A D 導入に対する中国の報復措置が拡大する場合、輸出や観光など経済にマイナスの影響を 及ぼす恐れがあり、今後の展開を注視する。なお、韓国のカントリーシーリングは A A としている。 (2) 韓国経済は輸出産業の成長をけん引役として発展し、一人当たり名目 GDP は 27, 214 ドル(15 年)となっ

ている。貿易依存度(輸出入貿易額の GDP 比)は2000 年代以降、大きく拡大し、約70%(15 年)と高 水準にある。IT 、自動車、鉄鋼などを始めとする韓国の輸出産業は、大手財閥を中心に目覚ましい発展を 遂げてきた。その結果、一部の大手財閥に過度に依存した経済の構造的問題を生み出した。同国経済は、 貿易依存度の高まりとともに世界経済の影響をより受けやすい構造となっている。

(3) 保守的財政運営を背景に、韓国の一般政府債務は GDP 比で 43. 4%(15 年末)と A レンジの他国と比較し て低水準に維持されている。17 年度政府財政予算では、財政収支は社会保障基金を含むベースでわずか ながら黒字を計画、社会保障基金を除くベースでは 280 億ウォン(GDP 比で 1. 7%程度)の赤字の計画と なっている。金融システムについては、造船、海運部門などのリストラの影響に注意を要するも、商業銀 行部門の不良債権比率(固定以下)は、16 年末時点で 1. 4%と低水準となっている。BIS 自己資本比率は 同 14. 9%(T ier I 比率 12.6%)と比較的高水準に維持されている。なお、銀行部門の対外資金調達は、ホ ールセール・ファンディングへの依存度が近年低下傾向にはあるものの依然として比較的高く、国際金融 市場の動向の影響を受けやすい。

(4) 輸出産業の発展を主因に韓国では、経常収支の黒字傾向が維持されている。特に近年は、内需低迷による 輸入の減少もあり、高水準の経常黒字が続いている。外貨準備は 16年末時点で 3, 711 億ドルとリーマン ショック前の最高値を大きく上回る。外貨準備/短期対外債務倍率は同 3.5 倍と比較的高水準となってい る。米国の利上げにより資本流出など韓国経済も一定の影響を受けると考えられるが、通貨下落懸念が残 る他の新興国と比べ、韓国経済は対外ショックに対する耐久力を維持している。ただし、政治面では、 T HA A D を巡り対中、対米関係が不透明となっており、17年 10 月に期限切れとなる中韓通貨スワップ協 定延長の行方と合わせ、今後の国際資本の動向を注視していく。

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http://www.jcr.co.jp/

■ 格付対象

発行体:大韓民国(R epublic of Korea) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 A+ 安定的

自国通貨建長期発行体格付 AA- 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 3 月 17 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:増田 篤

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 大韓民国(Republic of K orea)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が公表した経済・財政運営方針などに関する資料および説明

・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

発行体または中立的な機関による対外公表という、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情

報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手していない。

10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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